つれづれなるままに無線研究日記

私は現在TUSで無線研究に従事する学生です。サークル(Mice)ではマイクロマウスというロボットをつくっていましたが人間関係に疲れを感じ現在は自主活動休止中です。これからがんばります。

国家公務員 総合職試験 受験報告

国家公務員の総合職試験受験報告を大学事務に提出するために製作したのでここにコピーしておく。

席次については記さないが小生は半分より下であったため来年の試験ではもう少し努力をして席次を上げていきたい。

試験区分[           大卒程度試験                   区分 ]

進路決定先[  大学院進学         ](例)国土交通省/提示延期(大学院進学)

                                                                       千葉県(地方上級)/民間企業

 国家総合職試験の受験回数[ 初めて]

公務員試験での得意科目[   通信工学   ]不得意科目 [   数的処理   ]

学習期間[     2ヶ月         ]

併願状況[            なし                     ]

(例)国家一般職 建築:最終合格/東京都Ⅰ類B 環境検査:2次不合格/横浜市 電気:2次辞退

 

1-1.各試験科目に対する受験対策について記入してください。

※下記の各項目について、役に立った大学の講義・教科書・対策支援行事、活用した参考書・問

題集・予備校などについて記入してください。学習を進めるうえでのアドバイスがあれば併せて

ご記入ください。

(1)基礎能力試験(1次試験・多肢選択式)

a.文章理解(英文・現代文)

 

公務員講座で配られたレジュメに目を通した

 

b.判断・数的推理、資料解釈

 

「畑中敦子の天下無敵の数的処理」通称ワニ本を一通りやった

 

c.時事問題

 

速攻の時事と公務員講座のレジュメに目を通した

 

d.自然科学

 

特に触れていない

 

e.人文科学、社会科学

 

公務員講座で配られたレジュメに目を通した

 

(2)専門試験(1次試験・多肢選択式)

選択した科目:[ 電磁気学情報工学(ソフトウェア・ハードウェア)電子工学通信工学 ]

 スーパー過去問ゼミを2周しわからないところを潰した。工学の基礎は高校レベルに毛が生えたくらいの数学物理がわかっていれば解ける。それぞれの専門はスーパー過去問ゼミをやり、わからなかったところは大学の講義のレジュメやスライド、ノートを見直した。

実際の試験では4~6科目の選択なのでできればすべての科目に一通り触れ、当日確実に解ける問題が多く含まれる科目を選択するような工夫をしたほうがよい。

(3)専門試験(2次試験・記述式)

選択した科目:[      電子工学 通信工学     ]

 通信と電子工学を選択。それ以外の科目に関しては勉強もできないほどあせっていたので二科目のみの対策となった。知識は一次とは比べ物にならないくらい深いレベルまで要求されるので早めの対策が必要。

・通信工学…通信工学の記述は村口先生の通信方式の講義スライドでほぼ網羅できる。隠れ端末問題、π/4シフトQPSK、誤り訂正符号と実際にそのままそっくり試験に出るような広範かつまとまった知識が得られるのでおススメ。それに加えて過去問を7年分解き模範解答を作り何回も見直した。

今年は誤り検出と誤り訂正について出たので講義レベルの記憶を保持している必要があった。

・電子工学…電子工学は毎年恒例のような問題が存在するので解き方を覚えることができるなら覚えたほうがよい。過去問政策には指定教科書の「半導体バイス(series電気・電子・情報系)」(共立出版社)が役に立った。電子回路やパワーエレクトロニクスの知識など広範囲の知識が必要とされるのでそれらも教科書や講義スライドで復習する必要あり。

今年はリングオシレータの問題が出たため考えれば解くことができた

(4)政策論文試験/政策課題討議試験(2次試験)

大卒程度試験のため政策論文試験を受けた。テーマは情報化社会によって個人が国によってどこまで管理され、どこからがプライバシーとして保護されなければならないかだったと思う。対策をまったくしていかなかったのでとにかく思いついたことを手当たり次第に書いて行って埋めるのが精一杯だったと思う。

 

(5)人物試験

対策は公務員対策講座でもらったレジュメとその講座で開催される模擬面接に参加しただけである。実際は思いつきのような突拍子もない質問をしてくるのでどちらかといえば頭の柔らかさを問われていると思う。

それではここで聞かれた内容を列挙する。

・無線の多重化の研究をしているとありますが具体的にはどのようなことをしているのか私にもわかりやすく教えてください。

・サークルの規模は?

・大会の規模は?

・油絵が特技とありますがいつごろ油絵とであったのですか?

・好きなテレビ番組は?

・たくさん講義を受講したとあるけど勉強がすきなの?

・映画がすきとあるけど映画はどんなものが好きなの?

・最後に志望省庁に○○とあるけどどうして志望するの?

回答に関してはその場その場で正直に答えればよい。

コンピテンシー面接だと言われますが質問で色々と振り回されるので自分を見失わないように注意。

私は結局コンピテンシーの原則から逸脱した回答になってしまった。

(6)性格検査

二者択一。相手がどのように性格を分析しているかはわからないがなるべく性格に難がない方を選んでいく方が無難だと思う。どうしてもそちらを選ぶと嘘になってしまうようなときは正直に答えればよい。

(7)その他試験に関すること

私は一次の対策をほとんどせず、二次に関しても対策不足で席次が下がり悔しい思いをした。できるだけ早めに対策を始めたほうがよい。

過去問演習を中心としてやっていくのが吉。

1-2.試験勉強の進め方(どの科目から順に勉強したか)について記入してください。

まずは数的推理など基礎能力試験に時間を割き、試験日が近づくにしたがって専門試験の勉強にシフトした。二次試験は一次の専門の知識を活かしつつ研究室でやっていることと近いことをモチベーションとして勉強した。やはりそれが正攻法だと思う。政策論文に関しては過去問と過去の合格者の回答を一例見ただけで勉強しなかった。

人物試験に関しては官庁訪問や面接のことを書いた対策本を読んだり、公務員講座の面接対策などを利用して経験を積んだ。

 

 

1-3.不得意科目への対策について記入してください。

不得意科目を捨てて得意科目を確実に得点して行くのが合格への一歩。取れる見込みのない1点を拾うよりも取れそうな1点を確実に拾ったほうがよい。

 

2.公務員志望の決定時期・理由について記入してください。

民間就職だけではなく公務員など選択肢をたくさんもって置けば失敗がないと考えたのが3年生の秋頃だった。

それまでは漠然と就職に関してはうまくいくのではないかと思いこんでいる節があったが、他学科の生徒が就職活動に苦労している様子などを見て考えを改めた。

努力を惜しまないことで民間の就職も含め本当に社会に必要とされる人材になれるのではないかと思いなるべく機会損失が起こらないように色々な試験や説明会に参加して行こうという行動の一環として公務員試験を受けた。

 

3.官庁訪問について、採用内定までの過程を日付・感想なども含めて詳しく記入してください。

大学院進学のため2年後の採用を希望したので官庁訪問はしていない。

2年後の受験報告に再び官庁訪問について書く。

 

4.後輩へのメッセージ

国家公務員採用総合職試験は皆さんが思っているよりもはるかに合格しやすい試験です。

1次試験では歯が立たない問題もたくさんあり自信を喪失してしまうかも知れませんがそれでもたいていの場合合格しています。重要なのは勝手に受からないと思い込んであきらめないでください。苦手な科目よりも得意な科目からどれだけ点数を拾って行くかが勝負です。試験勉強は数ヶ月に及ぶので多くの人にとって大学受験以来の長丁場となるはずです。不安を覚えても人物試験まで手を緩めず努力をし続けることで合格はできると思います。ぜひ挑戦してみてください。